今回のこのタイトルは俄然やる気が出るところなんで本気のおすすめです。
カントリーに限らずアメリカンミュージック的なアルバムまで枠を広げて取り上げます。
曲で挙げたらキリがないんで、選考の条件としてはアルバム通しで聴ける一枚、持っていたい一枚、という物をおすすめします。
⚫︎AMERICA
このベスト盤は時系列で曲が並べられてるんで秀逸な一枚。このバンドの始まりや時代によっての変化を感じられて、そういった面でも楽しめます。
カントリー畑にもイギリスのバンドやミュージシャンはたまにいますが、中でもAMERICAはUKバンドだと感じさせないほどアメリカンなバンドだと思います。80年代に入ると若干AORテイストも入ってきて初期中間のカントリーテイストは減りますが、少なくもマーク・ノップラーよりは遥かにカントリー出来てるでしょう。
⚫︎RYAN ADAMS
ライアン・アダムスは元々ドが付くほどゴリゴリのパンクバンドやってた人。急にカントリー・アメリカンミュージックに路線変更。アコースティックが多いかな。カーネギーホール??かどっかでアコギ一本の弾き語りLIVEなんかもやるほど。現代のニール・ヤング的な存在。エミリー・ハリス、ニール・ヤング、その他多くのカントリーの大御所らに可愛がられてますね。
いいアルバムです。
顔が嫌い…。
⚫︎Zac Brown Band
ほんと好き。カントリーってなんとなく古臭くてアメリカの民謡みたいって思って聴いてない人には是非聴いてほしい。絶対カントリーのイメージ変わるから。トラディショナルだけどコテコテの古いカントリーを感じさせない上手さがある。各楽器のテクニカルな部分は古典的なんだけど、演奏のキメや曲の構成が現代風だから?だと思います。
古臭いけど古くない。大好きなバンドです。
⚫︎Fifth Avenue Band
カントリーというよりアメリカンミュージックと言うのかな。初めて聞いた時は西海岸かなと思ったけど、調べたら東海岸バンドでした。なるほどシャレてるわけだと納得しました。例えは良くないけど、東海岸のお利口な学生が集まってオシャレな軽いノリのイーグルスやっちゃいました、みたいなバンド。貶してるわけじゃなくて、良い意味で。
ゆったり時間が流れる感じの一枚で、予定ない日曜の昼にゆったり過ごしながら部屋で聴くのにオススメです。
⚫︎JOHN MAYAR
天才が簡単にサラッとカントリーアルバム作った感じ。ジョン・メイヤーにしたらこれは練りに練ったものじゃなくてサラッとやってるんだと思います。
これを出来ない、出来なかったミュージシャンが今と過去に何人いて、どれだけの敗北感を抱いたことか想像出来ます。
このアルバムに限った話じゃないけど、この人はカントリーやってもロックやっても80’やっても新しいことやっても何やっても、誰も出来ない過去に無いタッチでアルバム作っちゃうから。
私事ですが、ジョン・メイヤーがいなかったらもう音楽聴いてなかったと思います。これ言っちゃうと怒られそうだけど、正直、ジョン・メイヤー以外は全部一緒だもん。
⚫︎IAN NOE
ケンタッキー出身のソングライター。イアン・ノウ。ジョン・メイヤーとは真逆。
ディラン好きな人ならハマるはず。60\\'70\\'のアメリカンフォークをそのまま現代でもやってる感じ。ここまでやられると逆に凄い。この人にモダン要素はいらないと思えます。
機材が進化してるから当然音の質感は昔とは違うけど、やってる音楽性は古き良きアメリカンフォークミュージックそのもの。かなり好きなミュージシャンです。信念があり迷いがない、温もりも切なさもあり、深みのある音楽性に引き込まれます。
今でもこうゆう音楽を愚直にやってる人を尊重出来て好きになれるのも、ジョン・メイヤーに出逢えたお陰なのです。
⚫︎Loggins & Messina
トップ・ガンの影響か、最近やたらケニー・ロギンスの名前を口にされる方が増えました。てことであまり知られてない70年代のケニー・ロギンスを知ってほしくてこちらを挙げました。80\\'の印象が強いから、70年代はこんなに泥臭いことやってたんだってビックリする方が多いと思います。正直そんなに好きなミュージシャンではないけど、曲単位では大好きな曲もあります。これは想像だけど、NHK教育テレビで子供向けに優しいアコースティックソング歌ってる人、的な立ち位置がアメリカでのこの人の存在なのかなって…。
ジョン・フォガティ、グレイ・リバレンド、ジョン・スミス、他にも沢山取り上げたい人やアルバムはありますが、疲れたしキリがないから今回はここまで。
120-0026
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ROCKBAR 7th-chord
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