今日はギターの話。所有してるうちの3本を取り上げて。
blogって2600文字は最低でも書いた方がいいらしくて、そんなに話題もないしそんな文字数ダルいしと思いつつギターの話ならウダウダ書けばなんとかなるかなと。他の話題だと結構大変なんです…。興味ない人にはマジでどーでもいい話。とは言え、ギター好きな人対象に書くのもあーだこーだうるさいから面倒くさそうな気もしますが…。書くことはあくまで主観なんで、異議申し立てとか無しでお願いしますw
こいつはGIBSON / J50an
1967だったか、68か。自分のギターなのに何年ものか忘れるとかヤバいけど、まぁどっちでもいいんです。で、これはブリッジ乗せ替えてます。この年代の何年間かJ50は(45もそうなのか?)ブリッジが可変式なんですよね。逆にそこから何年式か割り当てられる感じです。
可変式が良いって言う人いるのかな?
実はJ50anはいつか絶対買おうと決めててずっと憧れの的でした。やっと買う日が来て、その時はなんてカッコいいギターなんだと思い、可変式ブリッジもカッコよくて最高〜とか思ってましたが、とにかく鳴らない…。とにかく鳴りが悪い。そりゃそうですよね、埋め込み式はサドルがボディーに直だけど可変式は余計なパーツもあるしサドルがボディーに直じゃないから弦振動が妨げられて鳴りが落ちるのは当然。でもそんなのどうでもいい!ダメなところがイイ!減点ポイントさえ愛せる!てのがこの年代のJを手にするべき人なんだから。自分もそうでした。わかってて買ったし、そんなところも全部好きでした。でも乗せ替えちゃいました…。この頃のJ50の特徴をガッツリ無きものとしてしまい、所有者としては失格なのかもしれません。でもあまりの鳴りの悪さに憧れも愛も擦り減り、悩みに悩んだ挙句裏切ってしまったんです…。あの日のことは一生忘れません。『ごめん…ごめん…J…ほんとにごめん。でもね、お前をもっと感じたいんだよ、お前の声、鼓動、振動をもっと身体で直に感じたいんだよ。だから…外すよ、乗せ替えるよ、ごめんな…』
ほんとにそんな想いでした。
ちなみに埋め込みのブリッジにしたらまた可変式に戻すのは無理なので後戻りは出来ません。乗せ替えをお考えの方いましたらよく考えて下さいね。ご相談に乗りますw
で、その後ですが、そりゃもう最高の鳴りを得た私のJ50。乗せ替え前よりずっといい女に生まれ変わりました。やって正解。
てのは嘘で、これで良かったんだと無理矢理自分に言い聞かせてます…。どんなに鳴りが良くなっても、ほんとにこれで良かったのかなって今でも自問自答してます。憧れのギターって音が良くなりゃいいってもんじゃないから。でもやっちまった以上はとにかく弾き倒して彼女が『乗せ替えてくれてありがとう』って思ってくれる日が来るまで鳴らして愛し続けます。
音的には、ボトムの鳴りは最高。ギブソンらしいボトムを得ました。あとはそんなに良くないですw もともとこの年式のJ50はネックがめちゃくちゃ細いから(コード押さえるのが逆に大変なくらい細い) そんなに鳴らないんですよね。ネックの太さも鳴りに直結してますからね。フィンガリングとかマジで向かないし、ピックでジャカジャカ掻き鳴らす限定みたいなギターです。
だったらなんでわざわざ乗せ替えた?もともと鳴らない造りならそのままオリジナルで良かったじゃんと言う方もいるでしょう。その通り、おっしゃる通り、何も言えません…。
つらいから他のギターに話題を移します。
次はこいつ、YAMAHA / AE12
76年製だったかな…。
ビザール感ないけどビザールギター (ビザール=ヘンテコ) に分類されてますね。
日本の古いギターはほんとに素晴らしいですね。値段じゃない意味を強く感じます。
以前ヤフオクでKASUGAの12弦を1万で拾って7万かけてリペアして限界がくるまでの5年ほど弾き倒しました。最高でした。当時は木材が良かったんでしょうね。国内外問わずどのメーカーにも言えることだけど。
YAMAHAはソリッドもアコギもセミもフルもやっぱりYAMAHA。良くも悪くもヤマハ。煌びやかさが特徴だし心地いいですね。音域のバランスが良く煌びやかな音。分厚いボトムを求めたら違うけど、とにかく音に艶を感じるのがヤマハのギターって感じです。
ギブソン175とかと比較されたらボディー鳴りも弱いけど、YAMAHAらしい艶のある音とフルアコの温かみは健在です。
余談ですが、個人的にビザールギター大好きで、いつか手にしたいと思ってる1本がコレ↓
グレコのテレキャスターですね。カッコいい。かわいい。ボロい。シブい。
例えると最新の電気自動車より燃費の悪い昭和の角ばったマニュアル車乗りたいみたいな感覚ですね。車にもバイクにも興味ないけどw
いつか探して入手出来たらなぁと思ってます。
番外編
GUYATONE / モズライト
譲り受けた物です。
これもビザールギター。要らぬスイッチやらなんやら付いてるところもいかにもビザール。通電済み。ノイズ半端ないw
そのうち直しますw
最後にご紹介しますのはこちら。
写真右です。左はどーでもいい。
右、これは新品で買ったエピフォンのリゾネーターギターです。
以前ドブロ(ギブソンのリゾネーターギター名称)を所有してましたがどっか行きましたw 誰か待ってますw 返してほしい!
リゾネーターは共鳴盤で音を響かせて外に出すギターです。
ほぼスライド専用ですが、何故新品かというと、あえて新品のギンギン感が欲しかったから。リゾネーターの場合、安くて下位ブランドでも逆にそれが良かったりもします。弦高さえ確かなら、新品やら安価な方が荒々しい音で共鳴してくれて力強さを得られるって話です。
ソフトな音色や温かみや柔らかみは、使うボトルネックの材質やピック、あとは自分の腕前で出せばいいわけで。そこが普通のアコースティックギターより融通が効くところかもしれません。もちろん古いドブロも良いですけどね〜。
スライド好きでよく聴くしたまに遊びで弾いてますが、スライドギターは音選びが大事で、どこに音を入れるかよりどの音をチョイスするかだと思います。当然メロディーとの兼ね合いで入れるタイミングも大事だけど…。
あとは何より、どんな風に奏でるか。
『レイ・チャールズの歌のように奏でろ』と言った黒人ブルースマンも多かったようで、レイ・チャールズの凄さが垣間見れる言葉です。そんな感じで、どんな風に奏でるかが最も重要なんだと思います。スライドギターは歌ですからね。歌下手な奴は多分スライドも下手。そう考えてます。
ライ・クーダー、ローウェル・ジョージ、その辺のスライド奏者が好きです。
2600文字いったかな…疲れました。
終わり。
東京都足立区千住旭町41-8 1F
ROCKBAR 7th-chord
WANI🐊CAFE